大奥

大奥大奥

ストーリー:時は徳川7代将軍家継の世。男だけを襲う謎の疫病が席巻して8割の男が死に至った江戸時代、すべての重要な仕事を女が占め、男が体を売るという男女逆転の浮世と化していた。3,000人の美しき男たちが仕える女人禁制の男の園、ぜいを極めていた大奥に、困窮した実家を救うために大奥に入ることを決意した、一人の若い侍(二宮和也)がやって来る。やがて彼は、将軍の寵愛を求めて、3000人の男たちが熾烈(しれつ)な争いを繰り広げる姿を目の当たりにする……。

男女逆転を現代ではなく徳川時代、それも〈大奥〉に設定したところが素晴らしい。男たちがたった一人の女将軍に気に入られようと自己顕示欲を炸裂させ、そこに出世欲や権力欲がからみ、迷宮ワールドが展開する。女将軍の初体験の相手は死刑という発想は奥ゆかしいが、当然創作である。男女逆転という奇想天外な仕掛けの前では不自然さもたいしたことはないが、それとは逆に、大奥のリストラをスパッと断行して財政再建をめざすところは、歴史を忠実に映像化している。事実と創作の境界線が曖昧な所がうまく、面白さを増幅させている。

2010年10月01日作成 カテゴリ: 新着情報
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