不況の時代を乗り切る その3

30代がふと「自分は孤独」であるという不安に襲われるとき

今年1月に高齢者の孤独死を扱ったNHKスペシャルの『無縁社会』が放送されました。放送後、同世代だけでなく30代からも衝撃を受けたという声がネット上に飛び交い話題を呼んでいます。孤立感を拭えない30代の人たちに打開策はあるのでしょうか?
「血縁」「地縁」など誰とも縁がないまま老いていく――。そんな「無縁社会」が話題を呼んでいます。この50年で、一人暮らしの単身者世帯は358万から1446万へと4倍に増えました。それに伴い孤独死の数も増えています。アンケートでは全体の4割以上が「無縁を感じることがある」と回答しています。高齢者ばかりでなく、20~30代でもさまざまな場面で「無縁」を感じているようです。

「恋人もいなければ、土日の電話相手や遊ぶ相手もいない。ふと自分の存在を確かめたくなって、『あーー』と声を出したら、余計に孤独感が募った」(30歳・♀・IT)「休日の晩、コンビニのオバチャンに『お弁当温めますか?』と聞かれて、『いいっス』と答えたのが、その日初めて発した言葉だったとき、我ながら驚いた」(34歳・♂・大学職員)
「週末は話す人が誰もいないから、気づくと飼っている金魚や観葉植物に喋りかけているんです。ふと我に返ると、さらに落ちてしまう……」(39歳・♀・デザイナー)。
 また「土日に出かけるのは面倒と周囲に吹聴していたら、誰からも誘われなくなった」(37歳・♀・不動産)というのもその一人です。                                             

「土日にはケータイへの着信もほとんどありません。寂しいけど、土日に飲みに出かけるのも面倒。友人も欲しいけど、今からそんな努力をするなんて……」
「寂しい」と言っては、その一方で「面倒だ」とも思ってしまう。無縁状態が続くと、人の思考までも錯綜するということか。
 職場に出勤すれば誰かには会います。しかし休日、誰にも会わないまま気づけば一日が過ぎ、ふとした拍子に「無縁」であることに気づかされるという、この「週末無縁」から自分の置かれた状況に気づく30代も少なくないそうです。

 

 

“巣ごもリッチ”の隠れた一面もあるように感じます。

2010年05月12日作成 カテゴリ: その他
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